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Welcome to my website! 「調律」のこと。私のこと。

  • 執筆者の写真: 理永 林
    理永 林
  • 9月24日
  • 読了時間: 4分

更新日:9月25日


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正直なところ、なぜ「調律」という名前をつけたのか、覚えていない。


マッサージでもリラクゼーションでもないし、かといって占いともまた違う。でも、そのどの要素もあるから、どう表現すれば良いのか、難しかった(今もそうだけれど)。



私が施術として行なっていることは「調律」というのが一番しっくりくるな、といつの頃からか、そう呼び始めた。



私がフォーカスしているのは、骨や筋肉や臓器ではなく、“身体の空間”。

身体には、私たちが自分で意識できる範囲よりも、もっともっと多くの情報が刻まれている。


その情報空間とエネルギーの領域に、私はアクセスして情報を読み取る。膨大な情報の中から、「その人に今必要な情報」を、身体側が提示してくる。そうして私はその情報を元に、心・身体・魂に同時に「調律」をかけている。





「幼少期からみえるの?」とよく聞かれるけれど、子どもの頃は無意識に感性の回路を切っていたので(この個人的なエピソードはまた話すとして)、全く何も分からなかった。



実家は北海道のお寺で、お墓やお骨堂のある場所で生まれ育ったけれど、幽霊は見たこともないし、私にとってそこは、ただの遊び場だった。敷地内を走り回り、かくれんぼをしては入ってはいけないところに入ったりして、よく怒られていた。


でも、毎日お経を唱える声を聞き、祖母や大叔母からは神様や霊について聞かされ、時々、お祓いを頼みにやってくる「憑いている」人たちのことが気になって、隙間から覗こうとしてはまた怒られ、とにかく、いわゆる“目に見えない世界”が当たり前の環境で大きくなった。



「身体に触れれば(むしろ触れなくても見ようとすれば)、自然と人の身体のエネルギーの流れがわかるし、滞っているところを見つけたら、それがどういう感情や記憶と結びついているのかがわかる。必要な時には、魂や前世や、目に見えない存在が、目の前の人に伝えたがっていることがわかる」ことに気がついたのは、大人になって働き始めてから。今から約15年ほど前。


自分にそういう特殊な(?)能力があるとわかった時、驚いたのは当然として、それでも妙に納得する気持ちと「でも変だから隠さなきゃ」という気持ちがどちらもあって、当時は本当に一部の人にしか話さなかった。



イタコのように、自分の身体に明らかに自分ではないものが憑依する、強烈な体験から始まったからかもしれない。


自分の身体なのに自分の意思とは関係なく勝手に動き、自分の口なのに勝手に違う言語が発せられるということを身を以て体験して、「この身体は借り物であって、私の意思とは関係なく“器”として機能することがある」ということを知った。



だから、表現として不思議に思えるかもしれないけれど、私は施術中は、私の頭で何かを考えて手を動かしてはいない。


私は私を透明な器にして、そこに映るものを書き留め、自然と手が動くままにそこに手を置き、自然と定まるフォーカスポイントへ向けて、調律をかける。そこに私の意図や意思は、ほぼ存在しない。




今まで「調律」を受けてくださった方はほぼ全員、最初に頭部に触れてすぐに、意識が無意識とのあわいへと向かい、起きているのか寝ているのか分からない状態になる。


そこで夢のようなものを見たり、景色やヴィジョンのなかを漂う人もいれば、身体感覚がくるくると変わって、それを体感している人もいる。




興味深いのは、私が手で身体に触れている時の「触れられている感覚」についての話だ。


「理永さんの手が触れているはずなのに、途中から身体のどこに触れているのか全く分からなくなった」

「少し遠くで調律のシートを書いている音がするのに、ずっと触れられている感覚があった」

「実際の手のひらよりも、もっと大きな手に触れられている感じがした」



これは、実際に施術を受けてくださった方が共有してくださった感覚。


私が意図して感覚を起こしているわけではないので、お客様がどのような世界へ誘われるのかは、私にはわからない。だから、そういうシェアを後から聞くことは、施術後の楽しみのひとつでもある。




「調律」は、私が自分の施術にしっくりくる表現として、付けた名前。

嬉しいことに、「調律という名前がいいね」と、よく褒められて、その度に得意げな気持ちになる。



身体もね、楽器と一緒なんです。

まずは自分がどんな構造なのかを知って、その設計図に合わせてしっかりと調律をかけてあげれば、自分の身体ひとつで、どんなことだってできて、どんなところにだって行けるのです。



あ、これもよく聞かれるけれど、身体を読み取っても、悪い部分や後ろめたい部分は、私には見えませんのでご安心を(笑)。私は占い師ではないので、具体的な事象については分かりません。




自分の設計図を知りたい方は、ぜひ、葉山へ。

施術の前後は、海へお出かけすると、とっても気持ちが良いですよ。



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